㈱精和工業所
伊丹市／阪神エリア
耐久性に優れるが加工は難しいステンレスを、高い技術力で溶接し、タンクなどを製造する。半世紀超にわたって蓄積した技が多彩な分野で生かされている。
伊丹本社工場 外観
幅広い分野で溶接を一手に引き受ける
金属の板と板を張り合わせる溶接が得意分野。家庭用温水器、航空機、人工多能性幹細胞（iPS細胞）の実験設備など幅広く使われています。熱によるひずみなどを少なくするため、溶接装置を自社で設計し、組み立てています。デジタルの時代になっても、蓄積がなければできない仕事です。
本社がある伊丹に加え、奈良、福知山にも工場を構えています。製造業では中小といえども海外に生産拠点を置く例が多いのですが、山下清一社長は「海外移転が難しいものもある」と話します。例えば、主力の家庭用温水タンクは、24時間365日休まずに稼働し、10年、20年と長期間使用されます。耐久性が非常に重要になり、高品質が求められるだけに、「国内生産だからこそできる」と話します。新分野にも積極的に取り組んでいます。燃料電池を大手メーカーと共同開発しており、現在は国内だけの販売ですが海外へ広がる可能性もあるといいます。
製品：ホットビールサーバー
新人教育に注力、若手社員にも仕事を任せる
新人教育に力を入れ、若手社員にも仕事を任せています。最近の5年間で約20人の新卒者を採用しましたが、辞めたのは特殊な事情があった2人だけだったとのこと。「企業の成長とともに人も育つ」というのが山下社長の考え方。ものづくりはやったことが形に表れるだけに、仕事の達成感が得やすいといいます。それに加えて、社員の成長を促す社風が、やりがいを高めることにもつながっています。
失敗を恐れず、自ら考え行動できる人
企業プロフィール
| 設立（創業） | 1965年(創業1962年) |
|---|---|
| 資本金 | 2,400万円 |
| 売上高 | 35億3,300万円（2015年9月期） 44億7,400万円（2016年9月期） 42億9,800万円（2017年9月期） |
| 従業員数 | 236名 |
| 平均年齢 | 42歳 |
| 住所 | 伊丹市北本町3丁目105 |
| 電話番号 | 072-782-8353 |
採用データ（2018年12月現在）
| 2020年度採用予定 | 予定はあるが人数は未定 |
|---|---|
| 初任給 | 大卒･基本給／206,000円 諸手当5,600円 |
| 採用実績 (30歳未満の社員) |
2015年度 7名(うち女子3名) 2016年度 9名(うち女子1名) 2017年度 9名(うち女子1名) |
企業サイト
| Webサイト | http://www.seiwa-ic.co.jp/ |
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