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まねき食品㈱

姫路市/中播磨エリア

冷凍技術で弁当販売好調

1889(明治22)年、開通直後の山陽鉄道(現JR山陽本線)姫路駅構内で弁当の販売を始めた。和風だしに中華麺の「えきそば」も支持される老舗だが、冷凍技術を生かした商品開発やデザイン性の高いパッケージの提案など、新機軸を次々と打ち出す。

竹田典高社長(左)に話を聞く立命館大3年の川村優奈さん(中央)と下山凛さん

130年を超える歴史があります。

「幼い頃から線路に足を向けて寝るなと言われたぐらい、国鉄・JRとは関わりの深い会社です。駅弁を作る事業者だけに許された『駅弁マーク』はブランドです」
「創業者は料理屋でした。姫路に鉄道が開通し、それまで主流だったおにぎりに代わり、経木(きょうぎ)という薄い木の板でできた折り箱入りの弁当を売りました。日本初の幕の内駅弁です」

現在も新しいことにチャレンジしていますか。

「弁当の折り箱を作る部門を別会社化したショーワパッケージは、木と紙を組み合わせたデザイン性の高い容器が注目されています。地球に優しい素材で、洋菓子などとも相性が良いですね。これまでは注文を待っていましたが、自社で企画し、ショールームも作っていきたいです」

コロナ禍の影響は。

「店舗販売や仕出しは落ち込みましたが、冷凍技術を生かして電子商取引(EC)に注力しています。冷凍の弁当を昨年末に発売し、好調です。添加物が少なく、作りたてに近い状態で召し上がってもらえるのが利点。冷凍、加熱してもよりおいしくなるよう工夫を続け、駅などで無人販売の可能性も探ります」

求める人材は。

「若手にもどんどん仕事を任せます。既存の事業もECなどの新規事業も、前向きに取り組める人と仕事をしたいですね」
(まとめ・高見雄樹)

こんな人を採用したい
自分で判断し、行動できる人、会社を変えるくらいの気概を持った負けず嫌いでやる気のある人
学生がチェック!

「おいしさと安心のパートナー」という経営理念を、食材選びへのこだわりを通して具現化している会社だと感じた。その強みを活かして常に新商品開発や新規イベント開催にチャレンジしており、今後の活動に注目したい。

(立命館大学 川村 優奈さん)

企業プロフィール

創業・設立 1944年(創業1888年)
資本金 6,700万円
売上高 23億1,600万円(2020年8月期)
従業員数 380名
平均年齢 47.0歳
住所 姫路市北条953番地
電話番号 079-224-0255

採用データ(2021年12月現在)

2023年度採用予定 採用の有無も含め未定
初任給 大卒・基本給/201,000円 諸手当 (4,500円)
採用実績
(30歳未満の社員)
2018年度 4名(うち女性2名)
2019年度 4名(うち女性2名)
2020年度 2名(うち女性1名)

企業サイト