学生レポート

学生レポート Vol.6

  • 甲南大学
    大学院人文科学研究科 1年生

    兒玉 樹 さん
  • 甲南大学
    大学院人文科学研究科 1年生

    西川 友貴 さん

普段、3歳以下の子どもと接する機会はどの程度?

接する機会がよくある。

兒玉

何度か接したことがあるが、普段はあまりない。

西川

(参加する以前)あなたは、一般的に「こども」が好きな方でしたか?

好き。

兒玉

好き。

西川

訪問先でしたこと

子どもと一緒にチェーンでアクセサリーを作ったり、おままごとを一緒にしたりしました。子どもは持参したリボンが気に入ったようで、それを回すのを見たり、やり方を見せてあげたりもしました。お母さんの育児に対する考えや旦那さんとの役割分担はどうしているのかなどについてもお話しさせていただきました。

兒玉

お母様とお子様達が近くまで、迎えに来てくださったので、お会いした時に簡単に自己紹介をしました。家に到着して、リビングでみんなが集合してから、買ってきたおもちゃを並べて、何で遊ぶか提案しました。姉妹それぞれ違うおもちゃに興味を示したので、私はお姉ちゃんと、兒玉さんは妹さんと主に関わりました。お姉ちゃんはビーズでネックレスをお父さんや妹さんに作ってあげていました。妹さんは恥ずかしそうに、お父さんやお母さんの膝の上で立体パズルで遊びながら、時折お姉ちゃんの遊びにも興味を示し、一緒に遊びました。最後の方は打ち解けて、全体的に遊べました。

西川

持っていったおもちゃについて

パズルや積み木、ままごとが好きとあったので、それを中心に型はめブロック、スポンジ素材の積み木、ままごとセットを持参しました。また、キラキラが好きだとあったので、ホログラム素材のリボンやティアラ、ビーズチェーンも選びました。
お子さんが2人だったので、どれも取り合いにならないように鍋が2つ入ったものを選んだりと工夫しました。
どれもお子さんは喜んでくれていました。

兒玉

立体パズル、ビーズ、キラキラリボン、ティアラ、おままごとセットを持参しました。
対象年齢を考慮しながら、お母様に事前に頂いた情報を基に選びました。パズル、キラキラ、可愛い、おままごとのキーワードでみんなで遊べそうなおもちゃや、喧嘩にならないように数にも気をつけました。
キラキラリボンに一番ひきつけられていたようにおもいます。リボンを動かすたびにキラキラ光るので、棒を巧みに回しながら、遊んでいました。姉妹に一本ずつ買ったので、取り合うこともなく、自分用にお父さんに印をつけてもらっていました。
おままごとは、元々お家にあったキッチンセットや何かの果実も合わせて遊んでいました。
立体パズルは妹さんが最初遊んでいて、うまく入らない時は諦めようとしていましたが、お母さんがもうちょっと頑張ってるみようよと声をかけるともう一度粘り強く当てはまるところにはめようとしていました。
ティアラはお姉ちゃんが最初頭に乗っけて、お母さんやお父さんから可愛いと褒められて嬉しそうでした。

西川

実際に子どもと接してみて、感じたこと

とても楽しかったです。
同じ両親から生まれた子たちで性別も同じであるのに、お姉ちゃんの方がものわかりがよく積極性があって、妹の方はマイペースで恥ずかしがりであったりと、全然性格が違うことを改めて体感することになりました。
わたしはほんの2時間半くらい一緒にいただけですが、子どものパワフルさについていくのは結構大変だったので、24時間365日一緒に過ごすお母さんは本当に大変だろうなと実感しました。

兒玉

とても楽しかったです。
単純に子どもが可愛いと思いました。
今回のご家庭が、二人姉妹だったので、姉妹それぞれに全く異なる性格があるのだなと思いました。一方で影響し合うところもあることに気づきました。子育てをする時は一人一人の性格に合わせて叱ったり、褒めたりすることが必要だと気付きました。
遊んでる途中で、お母様が電池の入った瓶が割れてしまい、それを捨てようとしてる場面があり、子どもはそれを気に入りのおもちゃとして遊んでいたので、捨てられると思い、泣きそうになっていました。おもちゃ一つ捨てることが子どもにとっては悲しいことで、大事に使ってたんだと思いました。大人にとっては大したものではなくても、子どもにとっては違うんだと気付きました。

西川

この体験であなたの子育てに対する不安は軽減されましたか?どのような点についてそう思われましたか?

やや軽減されました。
働きながらでも育児をしっかりとできており、仕事と育児両方をバランスよくこなすことができるということを知ることができたので、将来働きたいと思っているわたしにとってはとても勇気づけられるお話しでした。

兒玉

やや軽減されました。
仕事をしながら、子育てをされているお母様でしたので、実際に両立することは可能なのか、何が大変なのかを聞くことができて、具体的なイメージを持てました。
母親にも一人の時間は必要で、保育園に預けてる時にホッとできたという話は何でも一人で抱え込むと負担で生活が窮屈になってしまうのかと思い、自分が親になった時も少しくらい一人の時間を作ってもいいのかなと楽になりました。
地域の子育て支援を利用して、ママ友などの横のつながりを持つことの大切さも教えて頂きました。

西川

今後あなたは、子どもと触れ合う機会を増やしたいと思いますか?また、どんなことをしてみたいですか?

子どもと触れ合う機会を増やしたいと思います。どうしても子供と触れ合う時間が制限されてしまうため、キャンプのような泊りがけで触れ合えるような機会があればいいなと思います。

兒玉

増やしたいと思う。
もっと時間を長くして、一日体験してみたいと思いました。
家事の様子や生活に密着した子育ての様子も見たいなと思いました。

西川
受入れ家庭のお母さんからのコメント

子育て家庭訪問、ありがとうございました。
お姉さんが選んでくれたおもちゃで遊ぶ我が子は、親が見たことない一面を見せてくれ、私たちにとっても有意義な時間でした。
また、学生さんたちが、子育てに対して少しでもプラスのイメージを持ってくださったなら光栄です。
今後もこのような活動が継続されることを願っています。
ありがとうございました。