学生レポート

学生レポート Vol.18

  • 神戸大学
    発達科学部人間形成学科 2年生

    中川 七海 さん
  • 神戸大学
    発達科学部人間形成学科 2年生

    小林 育穂 さん

普段、3歳以下の子どもと接する機会はどの程度?

何度か接したことがあるが、普段はあまりない。

中川

接する機会がよくある。

小林

(参加する以前)あなたは、一般的に「こども」が好きな方でしたか?

好き。

中川

好き。

小林

訪問先でしたこと

途中お茶とお菓子を出して頂いたので、お喋りしながら一緒に食べましたが、それ以外の時間はずっと乗り物のおもちゃで遊んでいました。4歳のお兄ちゃんが遊びを先導してくれたので、それに合わせて建設現場ごっこをしたり消防士ごっこをしたりしました。1才半の弟くんは何かを訴えようとする様子が終始見て取れたので、それに応える形でした。だっこしたりモノを取ったり「お指がはさまっちゃった!大変!」という遊びをしたりしました。

中川

ほとんどの時間を持参したおもちゃで遊んで過ごしました。初めは緊張した様子で話す声も小さかったりしましたが、一緒におやつを食べたり電車であそんでいるうちに馴染んでくれて、笑顔が増え、自分のことも話すようになってくれました。たくさんの電車や乗り物のおもちゃを使って、工事をしたり、火事の火を消したり、救急車でけが人を運んだり、バスを走らせたりして遊びました。

小林

持っていったおもちゃについて

音と光の出る建設現場の乗り物(汽車や小さいショベルカー等のセット)の玩具と、パンダの大きなぬいぐるみを買いました。乗り物が好きな4歳のお兄ちゃんと、動物が好きな1才半の弟くんがいらっしゃるという事でしたので、それぞれに合ったものにしました。お兄ちゃんにはプラレールやトーマスのおもちゃも考えましたが、家に無さそうな玩具にしようと建設現場のものを選びました。

中川

パンダのぬいぐるみと、電車・工事現場の車・レールがセットになったおもちゃを持参しました。弟さんが動物のぬいぐるみが好きなのですが、当日も持参したぬいぐるみをぎゅっと抱きしめ嬉しそうな顔をしていました。お兄さんは乗り物が好きなので、色んな働く乗り物を知ってほしいという思いから選びました。飽きることなくずっと電車をレールの上で走らせていました。

小林

実際に子どもと接してみて、感じたこと

とても楽しかったです。弟くんはお兄ちゃんが大好きで、お兄ちゃんも弟くんにとても優しかったのが印象的でした。玩具をもらうとすぐお母様に報告に行っていたり等、家族みんなの仲の良さが伺えました。4歳になると遊びの幅も広がり、ごっこ遊びができていました。

中川

とても楽しかったです。子どもの笑顔は正義だなと思いました。もともと子どもが好きなので、子どもと遊んだり子どものために何かをすることは得意でしたが、改めて、子どもの笑顔のためになる何かをしたいと思いました。初対面の私たちとも楽しく遊んでくれて、また来てほしいとまで言ってくれる子どもが愛しくて仕方ないです。

小林

この体験であなたの子育てに対する不安は軽減されましたか?どのような点についてそう思われましたか?

あまり軽減されませんでした。私には10歳下の弟がおり、母が子育てする姿をずっと見てきたため、今回の経験が直接子育てへの不安軽減に繋がりはしませんでした。どうしても訪問先のご家庭のゆとりのあるお時間に訪問することになるので、「子育て」そのものを見ることは出来なかったように感じましたが、子供と触れ合う機会のない人にとっては子育てへの良い1歩になるのではと思います。

中川

やや軽減されました。訪問先のお母様が、もうすぐお仕事を再開されるとのことだったので、育児をしながら働いているお母さんは多いんだなと思い、少し励まされました。また、お子さんとお母様が話す姿もほのぼのとしていて、育児ってやっぱり楽しそうだと思いました。

小林

今後あなたは、子どもと触れ合う機会を増やしたいと思いますか?また、どんなことをしてみたいですか?

子供と触れ合う機会は増やしていきたい。林のようなところで秘密基地をつくったり、クラフトをしたりしてみたい。1対1も良いが、子供たち同士の関わりあいを作ることの出来る場も欲しい。

中川

できることなら増やしたいですが、アルバイトをしている子ども園以外での触れ合う機会はほとんどないと思います。子ども園でたくさんの幅広い年代の子どもと触れ合っているので、これを継続しようと思います。

小林