地方の「いいとこ」レポート

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株式会社西村屋 レポート

 神戸大学 経営学部 3年次 三木 茉由子

私は、日本人として「おもてなし」の心を大切にしている。今回、西村屋さんの、外国人に日本の「おもてなし」を実践している部分に感銘を受けた。自身も外国人が多く利用するサービス業のアルバイトをしているために、今回その姿を見て実際に英語で日本人と同様なサービスを提供できるように、より心がけるようになった。日本人よりも、外国人の方が新鮮に受けとってもらえるために、反応を見せてくれるのが嬉しい。

ツアーに参加した感想

今回豊岡市を訪れ、自分が今まで見ることのなかった部分を見た。私たちは、普段作り手の想いの上に出来上がった商品やサービスしか見ていないが、今回その人たちの想いをじかに触れることができてよかった。

 神戸大学 経営学部 3年次 松本 悠作

「共存共栄」。西村屋はこの町是通り、一つの老舗人気旅館としてだけでなく、街全体を一つの宿と考え、魅力ある温泉街を支えていると感じた。守るべき伝統は守り続ける一方、新たなことも取り入れ、訪日外国人や若者のニーズを満たしている。そして単なるイベントのような一過性のものではなく、根源的な魅力を作り続ける姿勢に尊敬の念を抱きました。

ツアーに参加した感想

人口減少・人手不足など避けられない問題を抱えながらも、誇りを持ち、また豊岡に愛着を持ち、仕事をし続けている人たちの姿が感じられた。まだまだ地方にも多くの魅力、力があると再確認したツアーでした。

 神戸大学 経営学部 3年次 生西 晴歩

現在インバウンドは注目されている。中でも城崎は日本の他の観光地に比べて、欧州からの来訪が多く、彼らからの需要に合わせて様々な努力を行なっていた。西村屋さんでは、信頼、知名度ともに高いフランスのルレ・エ・シャトーへの加盟や、英語学習アプリ等を使った英語が話せる仲居の育成など、これからの城崎のために、新しいことに挑戦されていた。

ツアーに参加した感想

西村屋、由利、豊岡市役所の話をお聞きして、みなさんとも、人口流出の顕著な地方というある種のディスアドバンテージを、新しい価値の創造によって克服しようと努力されているんだと、感じました。

 神戸大学 経営学部 3年次 本郷 泰幹

私は西村屋を訪れて、泊まりたいと痛切に感じた。それほど豪華かつ綺麗で魅力的な旅館だった。日本全体で人口が減っており、地方だとその影響は大きく、インバウンド戦略が求められている時代にあった経営戦略を行なっていた。城崎は外湯巡りが名物で町歩きを売っているのに、車が混んで魅力が半減している。町のもつ根源的な魅力を磨かねばと代表の西村さんはおっしゃっていた。城崎を愛し、情熱的な方だと見受けられた。

ツアーに参加した感想

このバスツアーを通して、地方活性化の取り組みの重要性を再認識した。魅力的な町で観光では訪れたいが、住むとなると事情が変わってくるので、そこも地方創生の難しさと私は思いました。

 兵庫県立大学 経営学部 4年次 渡辺 育未

「変わらないために変わる」。この姿勢を貫き、地域のために活動する城崎温泉街で人気の宿泊施設、西村屋。ここでしか買えない作家さん書下ろしの本があったり、浴衣でのんびり街歩きができたり、日本人だけでなく、外国の方も楽しめる工夫がたっぷりだ。部屋食の徹底や外国語対応従業員の教育など、ホスピタリティ抜群の経営を行うトップ西村総一郎さんの手によって、城崎の根源的な魅力を伝える街作りはまだまだ続く。

ツアーに参加した感想

西村屋、由利、豊岡市役所共に豊岡市のために精力的に活動している代表の方がいて、魅力や良さを感じるだけで終わらずに、私たちも「伝える」ことで地方の発展、地方創生に協力したいと感じるツアーであった。

 兵庫県立大学 経営学部 3年次 一力 彩恵

観光業は人口が減少する中で伸びしろのある業界であり、地方を救う数少ない産業である。西村屋は、街の持つ根源的な魅力を活かすため、湯めぐりと街歩きをテーマに街づくりをし、自信と誇り、気概と覚悟を持って城崎温泉の観光地経営に取り組んでる。また、リピーターづくりはもちろん、新しいマーケットづくりとして海外からの宿泊客をターゲットに、部屋で料理を提供したり西村屋なりのおもてなしをしたりしている。

ツアーに参加した感想

今回の大学ゼミツアーへの参加は、地方を考えるとても良いきっかけになりました。人口が減少し、年齢構成が変化しても、豊岡ならではの存在感や価値をこれからどう活かし、どう見せるかが大切なのだと感じました。

 兵庫県立大学 経営学部 3年次 今村 日菜子

共存共栄の精神の下、城崎全体で観光業を盛り上げようとする一員の西村屋は、日本らしい接客を売りに海外からの集客に一役買っている。西村屋は特に欧州からの客が目立つ。それは欧州での認知活動と京都に負けない日本らしい接客にある。特に後者は、客と従業員のマッチングシステムの開発や従業員の英語教育が挙げられ、日本らしい接客の中に客が快適に過ごせるようなグローバルな一面を持たせることができているのだと感じた。

ツアーに参加した感想

日本国内に向けた経営を行っているイメージが強かった地方企業でしたが、実際は海外に向けて発信しようと地方全体で取り組み、丁寧さをコスト削減に囚われずに残していた。都会だけが良いとは限らないと感じた。

株式会社由利 レポート

 神戸大学 経営学部 3年次 宮澤 広太郎

由利という企業を訪問させていただき社長のお話を聞くまでは単に鞄を製作しているだけの企業であるというイメージが強かった。しかし、由利が行っているビシネスは、単なるモノの製造ではない。顧客ニーズの変化や関税の撤廃など、企業を取り巻く環境は常に変化している。その中で顧客に必要とされるビジネスモデルを常に模索し、時代の変化に淘汰されないために、変化を恐れない企業を作り上げようという姿勢が由利の強みだ。

ツアーに参加した感想

このツアーは企業の社長や地域創生の担当者の方などから現場の生の声を聞くことができる貴重な機会だった。一方で地方の人口減少問題は楽観できないことだと認識させられ、この問題に対して当事者意識が芽生えた。

 神戸大学 経営学部 3年次 田中 彩希

「地場産業」が衰退している時代の流れで、由利はグローバルな視点でブランドを捉え、発展している。単に良いものを作るだけでなく、人のつながりも大切にした創造業として、1から鞄を生み出している。また、由利の強みである圧倒的な不良率の低さは、培ってきた高い技術力や、日本人の感性を大切にすることで初めて達成できるものである。このように、由利はブランドや地域の魅力を多くの人に伝えられるように、挑戦を続けている。

ツアーに参加した感想

どの企業も豊岡市に誇りを持って、地域と向き合って地方創生の取り組みをしている姿が印象的でした。生き生きと魅力についてお話される姿は本当に素敵で、地方に秘める可能性を実感でき、充実した1日になりました。

 神戸大学 経営学部 3年次 東尾 健太

豊岡という街を活性化させたいという共通の理念のもと、自治体と企業が官民一体となってカバン産業をアピールしていることは素晴らしいことであると思う。いくら素晴らしいプロダクトがあるといっても、単体の企業・団体だけの力ではその素晴らしさを世界に発信していくことは難しい。強く世界にアピールしていくためには、様々な関係者を巻き込み、地域一丸となって取り組んでいくことが必要だと感じた。

ツアーに参加した感想

実際に数字で示されると地方衰退は想像以上に深刻であった。自治体も善処してはいるが、やはり単独では限界があるように感じた。故に国全体で問題を共有し、根本的に問題を解決していくことが必要であると思う。

 兵庫県立大学 経営学部 4年次 米田 有輝

今回、由利社長の話を聞かせていただき感じたことは地元を愛しているということです。OEMとして製造している鞄もありますが、自社ブランドを立ち上げ、“豊岡鞄”として今後生き残っていくために産地ブランドの価値を高めることの必要性を感じました。また、弱みを理解しながら長期的な目線で取り組まれている姿勢や、人との繋がりを大切されていることは、経営等とは関係なく私たちも大切にしなければならないことと感じました。

ツアーに参加した感想

私が住んでいる場所は大阪府なので、豊岡は泊りで行く場所でした。今回お邪魔させていただいた城崎へも何度か家族で訪れたことがあります。城崎以外の豊岡市の魅力を知ったことでまた訪れたいと思いました。

 兵庫県立大学 経営学部 3年次 居森 夏海

私は今回お話を聞くまで、豊岡で鞄産業が有名だということを知らなかった。株式会社由利は、今後の取り組みとして、十年後の関税撤廃に向けて、自分のブランド強化や自社ブランドの店をつくるといった戦略を立てている。きちんと自社の戦略を立て、その上で事業に取り組み、「日本の鞄の産地といえば豊岡」となれるように努力している姿が印象的だった。

ツアーに参加した感想

今回初め豊岡に訪れて、地域活性に興味が湧きました。城崎温泉の歴史を学べ、地元企業の方々が様々なことに挑戦しながら豊岡をよりよい街にしようとする熱い想いを感じることができ、とてもいい機会になりました。

 兵庫県立大学 経営学部 3年次 濱岡 咲花

今回訪問させていただいた由利株式会社では、豊岡市の名産品である鞄を作られています。時代の流れの中で、このままでは豊岡ブランドが衰退してしまうという危機感から、「製造から創造へ」を信念に独自の高い基準でのものづくりにこだわり、信用を得るとともに新たな仕掛けを発信し続けています。また、人材教育にも力を入れており地場産業を盛り上げることで地域創生に積極的に取り組んでおられました。

ツアーに参加した感想

今回初めて豊岡市を訪れたのですが、観光・地場産業を盛り上げようと挑戦し続ける企業や市役所の方々は皆人との繋がりを大切にし、エネルギーに溢れていたため地方創生の魅力について肌で感じることができました。

 兵庫県立大学 経営学部 4年次 木村 光理

株式会社由利は「製造から創造へ」をビジョンに掲げ、品質管理にこだわった鞄作りをしている。由利から外に出す鞄の不良率は0.007%とほぼゼロに近い。目先の利益よりも今後の利益・信頼が大事だと話す社長のお話しに感銘を受けた。また、働く若い人が多いことに驚いた。今後、若い人の活躍も期待される株式会社由利の創る鞄が楽しみである。

ツアーに参加した感想

今回のツアーに参加して、地域創生は地元の方々の熱い思いから始まると感じました。豊岡市の街並みや自然の豊かさをもっと多くの人にしてもらいたいと思いました。また豊岡市に行きたいです。

豊岡市役所 レポート

 神戸大学 経営学部 3年次 榎本 淳

現在、多くの地方都市が少子高齢化による人口減少に悩んでいる。豊岡市もその例外ではない。だが、豊岡市役所では若者の流出を防ぐのではなく奨励し、そして力をつけてきてからUターンしてもらい豊岡市に還元してもらうことを目指している。このような世の中の流れに逆らわずに世の中の状況を上手く利用してプラスに変えようとしていることはあらゆる状況で応用できると感じた。

ツアーに参加した感想

地方は変化を嫌い現状の維持に努めるイメージがあったが、実際にお会いした人たちは、果敢にチャレンジし、よりよい豊岡を作っていこうという熱い思いがある人ばかりで地方に対するイメージが大きく変わった。

 神戸大学 経営学部 3年次 山本 恵理奈

豊岡市は少子高齢化、人口減少が進む典型的な地方のひとつである。多くの地方自治体はこの課題を傍観しているが、豊岡市はそうではない。外国人観光客が急増している城崎温泉でアートプロジェクトを実施したり、地場産業であるカバンの専門学校を設置したりと、魅力あるまちづくりに取り組んでいる。さらに、「飛んでるローカル豊岡」と銘打った移住定住プロモーションも展開している。地元の中学生には好評だったようだ。

ツアーに参加した感想

自分にとっては1つの地方でしかなかった豊岡は、意外とグローバル。豊岡は魅力のある所だという印象を受けた。良い所でも知られなければ意味がないので、特徴を発信するプロモーションの重要性を感じた。

 神戸大学 経営学部 3年次 松原 大地

豊岡市では、「人口は減少するもの」という前提に立った上で、様々な取り組みを通じて少しでも豊岡に暮らす人を増やせるよう努力していらっしゃる点が興味深かった。城崎温泉におけるインバウンド誘致や、カバン産業など世界に誇れる技術の拡大。そして、地元を離れ都会に出ていく若者達を、将来豊岡のために頑張ってもらえるよう笑顔で送り出すという姿勢は、人口減少で苦しむ他の地域には真似のできないものだと感じた。

ツアーに参加した感想

ご講演頂いた御三方ともエネルギッシュで、豊岡を盛り上げようとする覚悟や気概が感じられました。座学では学ぶことができない、現場レベルでのマーケティング戦略等を伺うことができ、貴重な時間を過ごせました。

 兵庫県立大学 経営学部 3年次 坂 亜里紗

豊岡市役所の方々は、なぜ人口が減少するのか、という視点から課題を分析している。近年、日本全体でも少子高齢化が問題になってきており、その中でも地方は特に深刻化している。豊岡市では、一人一人が豊岡に誇りをもってもらえるよう、様々な事業を展開しており、特に、若者が一人でも豊岡で働けられる環境づくりを目指し、地域一丸となって挑戦し続けている。今後、豊岡が多くの人に愛される地域になれば、と感じた。

ツアーに参加した感想

様々な方のお話を伺い、どの方々も人とのつながりを大切に、地域のために先を見据えながら挑戦し続けていて、素晴らしいと思いました。実際に自分の目で見て感じることは本当に大切だと、今回のツアーで感じました。

 兵庫県立大学 経営学部 3年次 川上 未紗都

豊岡市が抱える主な課題は、少子高齢化と都会への流出による人口減少であると伺った。この課題は豊岡市だけでなく全国の地方にも言えることだ。豊岡市はそれに対してグローバルとローカルの両視点からアプローチし、今までの豊岡を大切にしつつ新たなことに挑戦している。この姿勢は、各地方の特色を捉えながら全国の地方にも活かすことができると感じた。“地方だから”と諦めず、将来を見据えて視野を広く持つ大切さを学んだ。

ツアーに参加した感想

ツアーで印象的だったのは、出会った豊岡の方々が皆、豊岡に対して熱い思いを持っていたことだ。その声を生で聞けたことは非常にいい経験となり、我々次世代がその熱さを受け継いでいかなければと実感した。

 兵庫県立大学 経営学部 3年次 増田 桃子

豊岡市は「小さな世界都市」を目指し、城崎温泉やカバン産業を強みに様々な取り組みを行っていると知りました。私は特に将来の豊岡を担っていく若者たちに向けての「卒業おめでとう、飛んで行け」というメッセージが印象に残りました。これには外の世界を見て成長し、また豊岡に戻ってきて欲しい、若者たちのために豊岡を素晴らしい街にするという思いが込められていると知り、思いやりのあるあたたかい街だと感じました。

ツアーに参加した感想

今回のツアーを通し、豊岡は非常に活力あふれる街だと思いました。なぜなら行政と企業が一丸となって地域をより良くしようと取り組んでいると感じたからです。私も地元のために何か力になれたらと思いました。