学生レポート
学生レポート Vol.62
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神戸常盤大学
真下 遥菜 さん
教育学部こども教育学科 3回生 -
神戸常盤大学
中村 優奈 さん
教育学部こども教育学科 3回生
普段、3歳以下の子どもと接する機会はどの程度?
何度か接したことがあるが、普段はあまりない。
真下接する機会は時々ある。
中村(参加する以前)あなたは、一般的に「こども」が好きな方でしたか?
好き。
真下好き。
中村訪問先でしたこと
持参したおもちゃであそぶ、お着替えとおむつ替え、外出の準備、歩いて公園にお出かけ、昼食を一緒に食べる、などをしました。
真下訪問してすぐは人見知りで私たちを受け入れてくれなかったので、お母さんに家の中で行っている安全対策について見せていただきました。1歳後半のお子さんが引き出しを開けてしまうことやその開けた引き出しに乗って上のものを触ること、机の上も届くことなど成長している話を聞きました。その後プレゼントのおもちゃで一緒に遊んだあと、おむつ交換、着替え、外出用意を済ませて公園へ行きました。普段はベビーカーが多いそうですが今回はみんな徒歩で公園まで行きました。30分ほど遊んだあと家に戻り、みんなで一緒にご飯を食べました。ご飯を食べながら子育てについてや世間話をして楽しみました。その後少し遊んでから写真撮影をさせて頂き、お子さんが眠そうになったくらいでお別れをしました。
中村持っていったおもちゃについて
スイスイおえかきを持参した。今でも使えるようにスタンプがあるものを選んだ。箱を出すと、興味を示してくれた。
面談時にお母さんから「すいすいおえかきがいい」と希望を聞いていたので、ペンとスタンプのついた水で描けるおもちゃを購入しました。なかなかお母さんべったりで私たちを警戒していたので「新しいおもちゃ持ってきたけど、見てみる?」と声をかけてプレゼントを渡しました。「なんだこれ」というような反応でしたが、お母さんが開封しているのを一緒に手伝っておもちゃに興味を示しているように見えました。アンパンマンやバイキンマンを描くと「あっ!」と反応していて、自らアンパンマンの上に線を描く様子がありました。
実際に子どもと接してみて、感じたこと
こどもの笑顔に癒された。大変なことがあっても、笑顔を見ると頑張ることができると思った。
真下まずは、終始可愛かったです。人見知りしちゃうとお母さんが教えてくれていたので、目線を合わせてできるだけ「誰かな~」「びっくりだね~」と気持ちを代弁しながら慣れられるように努めました。お母さんがいると目も合わせてくれるので、愛着対象の存在の大切さが表れているなと感じました。着替えもすべて委ねるのではなく、自分で袖から手を抜こうとしていたり、ズボンを下ろすと足を上げたりしていて自立が始まっていることがわかりました。上着を切る前に頭をポンポンと触って帽子を伝えたり、いつも帰ってきたらエントランスでポストを見るそうで「今日はいいよ」とお母さんが言ってもポストの方を指差していました。生活の中の流れも理解しているのかなと感じられました。なにより、短い時間でしたが、お母さんが子育てを楽しんでおられることがわかって素敵だなと感じました。
中村この体験であなたの子育てに対する不安は軽減されましたか?どのような点についてそう思われましたか?
非常に軽減されました。周りに相談できる人がいること、相談までいかなくても話を聞いてくれる人がいることで、気持ち的に楽だと仰っていた。訪問させていただいた家庭のお母さんに話を聞かせていただき、楽しそうに育児をされているのを見て、育児への不安が減った。
真下非常に軽減されました。お母さん本人からそんなにしんどいことはないという言葉を聞いて、安心できました。子育てに関する知識はなかったし、今も保育雑誌など見ていないとおっしゃっていました。でもそれが逆に、子どもの成長について考えすぎることもなく、日々発見をしながら一緒に成長しているとおっしゃっていてそういう考え方もできるのかと新しい発見になりました。また、地方から来られたお母さんだったのですが、地域の施設やイベントを利用することで相談相手もできたし、友達もできたとおっしゃっていて地域全体で子育てを行うとはこういうことだと気づきました。どこで子育てをしても助け合いがあれば、安心して子育てを行えるということが分かって安心できました。
中村今回の訪問を経験して、将来的に結婚し、家庭を築くことに肯定的なイメージを持ちましたか?
肯定的なイメージを持った。
真下肯定的なイメージを持った。
中村今後あなたは、子どもと触れ合う機会を増やしたいと思いますか?また、どんなことをしてみたいですか?
思います。同じように、家庭に行かせていただき、保育園では見ることのできない、家庭でのこどもの姿を見たいです。
真下幼児さんよりも乳児さんと関わる機会はまた少ないと感じています。大学附属の子育て支援総合施設やボランティアに参加して、自ら触れ合う機会を増やしたいと強く感じています。学生も子供もお母さんお父さんも一緒に体を動かせるイベントなんて行ったら楽しいなと考えます。
中村