アンケート結果 2021年度

体験活動に参加した学生に体験の感想や
体験前後での意識の変化について
アンケートを実施しました。

対象者
子育て家庭訪問体験事業 参加大学生
調査方法
各学生が子育て家庭訪問体験をした直後にWEBアンケートで実施
実施期間
2021年11月17日~11月21日
回答数
4件(女性3名、男性1名)
体験前

普段、3歳以下の子どもと接する機会が「よくある」と答えたのは25

あなたは、普段、3歳以下の子どもと接する機会がどの程度ありますか?

  • 接する機会がまったくない
  • 何度か接したことがあるが、普段はあまりない
  • 接する機会は時々ある
  • 接する機会がよくある

<参加学生の活動に参加する前の育児に対するイメージ>
「自分自身が成長する」「明るく楽しい生活が送れる」と並んで
「責任感が増す」との回答が50

「精神的な安らぎがある」と並んで「育児がうまくできるか不安」
「自由に使えるお金や時間、行動が制約される」との回答も25

今回の体験以前に、「子育て」について、あなたはどのようなイメージを持っていましたか?あてはまるものを【3つまで】選んでください。

体験後

参加後に育児に対する不安が「軽減された」と全員が回答

今回の訪問により、あなたの子育てに対する不安は軽減されましたか?

  • 非常に軽減された
  • やや軽減された
  • あまり軽減されなかった
  • まったく軽減されなかった
■軽減された理由
  • 子育ては大変な事がいっぱいあるが、孤立しないように、自分の親や子育て支援施設、友だちなどを頼ったりすることが大事だと知った。
  • 子どもを産む、産まないや結婚式をするしない、また一緒に住む、住まないなどを選ぶことができるこの時代で、人の考えに流されたり、親の考えに流されたりするだけでなく、参考程度にして、自分の考えをちゃんと持つことが大事だと知った。
  • お母さまから子育てを頑張りすぎない。頼る場所をいくつか確保しておくと、心に少し余裕が持てると教えていただき、大変だというイメージが軽減された。今後子どもだけではなく、ご家族を支援していく立場として居場所づくりの大切さを心掛けていたいと思った。
  • (保護者が)楽しそうに子どもたちと接していて、大変だという感じがなかったため。

参加後に結婚に対するイメージが「良くなった」と全員が回答

今回の訪問後に、結婚に対するイメージは変わりましたか?

  • 肯定的なイメージを持った
  • どちらかというと肯定的なイメージを持った
  • どちらかというと肯定的なイメージを持てなかった
  • 肯定的なイメージをもてなかった
まとめ

普段3歳以下の子どもと接する機会が「よくある」を回答した割合は25%で、少子化、核家族化の影響があると考えられる。
また、訪問体験前の育児に対するイメージについては、「責任感が増す」が50%、「育児がうまくできるか不安」「自由に使えるお金や時間、行動が制約される」と回答した学生もいた。体験で子どもと関わるのが「楽しかった」と全員が回答、子どもと接して「兄が妹を気遣う優しい場面に心が温かくなった」という感想もあった。
体験後、育児に対する不安が「軽減された」と全員が回答した。また結婚に対するイメージが「良くなった」、将来的に結婚し家庭を築くことに「肯定的なイメージをもった」と全員が回答し、体験が結婚・育児のイメージ向上に効果があったといえる。

■そのほか学生の意見
  • 保護者の方から、子育てをする中で大変だったことや大切なことを教えていただいた。コロナ禍だからこそ生活の中での工夫もあり、多く学ぶものが多くあった。ミルクをあげることや抱っこ、オムツ替えなど初めて経験することばかりで、とても貴重な時間を過ごすことができた。
  • 2歳の男の子が0歳の妹を気遣う優しい場面があり、とても微笑ましい光景に心が温かくなった。最初は緊張している様子だったが、遊びを通して少しずつ会話ができるようになった。関わりを通して、子どもたちにとって一番安心できる存在は、お母さんであることを学ぶことができた。

<オンライン講義で本事業を課題とした学生の意見>

  • 子育てをしている保護者に直接話を聞くことで、不安は和らぐと思うし、SNS やテレビで見る子育ては一面的なものでそこまで過度な不安は抱かなくてもいい、何より助けを求めてもいいんだということが学べた。
  • 子どもとしっかり関わっていこうとは思っているが、実際こういうことを期待されているんだろうなと思うと、ますますプレッシャーにもなるので、子育てしているお父さんと関われる機会があるような取り組みはありがたいことだと思う。
  • 子育ては本当に大変で忙しいという印象が強いけれど、夫婦で協力しながら楽しく子育てをしている家庭もあるということを、実感するためにも体験したい。

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