沖物産㈱

輸入海産物卸から自社ブランド加工食品の製造・販売まで幅広く食関連事業を手がける沖物産。「淡路島から日本一の食提案企業になる」をスローガンに掲げ、進化し続けています。

島産食材を使った加工食品で淡路島をアピール

明治時代初期に創業し、海運業からスタート、海産物卸、倉庫業にも手を広げてきました。現在の主力事業は食品卸・製造で、全国の業務店向けに冷凍エビやイカなどの輸入農水産物を卸す商事事業、量販店向けに「わかめ煮」などのオリジナルブランド加工食品を製造・販売する食品加工事業などを手がけています。
「1999年に明石海峡大橋が開通して以降は、淡路島の豊かな食材を島外に売り込むべく、さまざまな加工食品の開発、提案に注力してきました」と取締役管理部部長の宮垣芳夫さん。それらはレストランやカフェで、淡路島産タマネギを使ったカレーや、淡路牛を使ったハンバーグなどのメニューで提供され、淡路島産食材のPRにもひと役買っています。

入社1年目でも商品開発は自由に

「一人ひとりの社員の自由度が高く、入社1年目の社員でもこれをやりたいという思いがあれば、先輩が後押しする社風が根付いている」と宮垣さん。自身も海外で食材を開発すべくフィリピンやインド、中国の奥地まで食材の開発に出向いたそうです。設立80周年を迎えた2年前には社員全員で沖縄旅行にも出かけたとのこと。「現状維持では衰退するだけ。これからも変わることを恐れず、社員一丸となってチャレンジしていきたい」と宮垣さんは言います。一つの事業にとどまることなく時代の要請に合わせ業態を進化させてきた「変化する」DNAは今もしっかり根付いています。

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