神戸市/神戸エリア
業務用の缶詰カレーや冷凍のクリームコロッケなどを、食品業界の中で先駆けて製品化してきた。本物の味にこだわり、家庭用商品でも高い支持を得ている。
水垣佳彦常務に話を聞く関西大3年の杉谷和佳奈さん
1923(大正12)年、水垣商店を創業。エム・シーシー食品創立者の水垣宏三郎がいちごジャムの缶詰製造を始めました。戦後、エム・シーシー食品として再出発。世界中を巡って各国の食文化を研究し、ミートソースなどの調理缶詰を製造しました。65年に新幹線の食堂車にレトルトハンバーグやカレーが採用され、会社は急成長。現在は業務用と家庭用で計約千種類の商品を手掛けています」
「製法へのこだわりです。例えば、カレーに使う素材は直火(じかび)釜でじっくりソテーし、プロの調理手順を再現することで、手作りの味に限りなく近づけています。また、新鮮な旬の食材を使いたいので、季節によって異なる地域から仕入れるものもあります。顧客から『ニンジンの色がいつもと違う』というご意見をいただくこともありますが、それは産地が違うからなんですよ」
「出資するたつの市の農業法人とバジルを栽培しています。パスタソースやドレッシングを開発し、2015年にイタリア・ミラノ国際博覧会に出展。本場でも好評でした。ほかにも韓国で現地の乳製品メーカーと提携してカレーを生産、販売しています。日本の人口が減少する中、海外展開にも力を入れていきます」
「食への興味や好奇心があり、味に感動できる素直な人がいいですね」
食の安全と安心を心がけ、調理にこだわり家庭の味を作り出していることに魅力を感じ、感銘を受けた。社員の方が一つ一つこだわりを持って創り上げてきたたくさんの商品をより多くの人に知ってもらいたいと思った。
(関西大学・杉谷和佳奈さん)
設立(創業) | 1954年(1923年創業) |
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資本金 | 9,000万円 |
売上高 | 132億円(2016年8月期) 129億円(2017年8月期) |
従業員数 | 315名 |
平均年齢 | 44歳 |
住所 | 神戸市東灘区深江浜町32番 |
電話番号 | 078-451-1481 |
2020年度採用予定 | 5~10名 |
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初任給 | 大卒・基本給/ 191,200円 別途諸手当 営業(外勤24,000円、食事16,000円) |
採用実績 (30歳未満の社員) |
2016年度 15名(うち女子10名) 2017年度 11名(うち女子6名) 2018年度 11名(うち女子8名) |
Webサイト | http://www.mccfoods.co.jp/ |
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