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富永貿易㈱

神戸市/神戸エリア

ベンチャー精神守り続け

ミナト神戸で1世紀近く貿易業を営んでいる。時代の変化に合わせ、青果物の輸出から缶の輸入、飲料の製造と、巧みに経営のかじを切ってきた。特に品質にこだわった低価格飲料ブランド「神戸居留地」で広く知られる。

富永昌平社長(右)に話を聞く甲南大学3年の深町肇さん

歴史を振り返ると。

「1923(大正12)年の創業以来、淡路島産のタマネギやカボチャなど青果物の輸出を手掛けていましたが、85年のプラザ合意で環境が一変。急激な円高で輸出が立ちゆかなくなり、輸入にシフトしました」

大変だったのでは。

「台湾や韓国で安価に調達できる飲料用の缶に着目しました。国内の飲料メーカーに資材として卸し、さらに『神戸居留地』のブランドでオリジナル飲料を企画。国内の協力工場に製造を委託し、販売しています。スーパーのプライベートブランド(PB)商品の企画も舞い込み、飲料事業は主力事業に育ちました」

将来を見据え、どんな事業に注力しますか。

「国内の人口が減っていく中で、成長の舞台を海外市場に求め、再び輸出に力を入れようとしています。例えば、日本の多彩な清酒をアジアや欧州、米国に届けたいと考えています」
「とはいえ、国内市場を重視することに変わりはありません。市場シェアを高めることで、まだまだ成長を図れます。現在、日本の総代理店を務める英国紅茶ブランド『AHMAD TEA(アーマッドティー)』の市場開拓に注力しており、培った手法を他の商材にも生かすつもりです」

求める人材は。

「老舗と言われるようになっても、ベンチャー精神を大切にしています。新しいことにチャレンジしたい仲間と一緒に働きたいですね」

こんな人を採用したい
「起業家(事業家)にふさわしい人材」です。
社員一人ひとりが起業家たるべき思考と行動を備えた集団になることを目標としており、そうした志や潜在的な力を持つ人に大きな期待を寄せています。
学生がチェック!

富永貿易は飲料・輸入グロッサリー・PB商品開発など、様々な事業を幅広く展開する創業から約100年の企業。今回、お話をうかがったAHMAD TEAも、私がよく行く飲食店に置いてあり、こんな身近なところにと驚いた。社長も若く、会社に対する情熱を強く感じた。

(甲南大学・深町肇さん)

企業プロフィール

設立(創業) 1949年(創業1923年)
資本金 7,516万円
売上高 412億円(2015年12月期)
387億円(2016年12月期)
393億円(2017年12月期)
従業員数 125名
平均年齢 36.1歳
住所 神戸市中央区御幸通5-1-21
電話番号 078-232-8600

採用データ(2018年12月現在)

2020年度採用予定 予定はあるが人数は未定
初任給 大卒・基本給/【総合職】月給227,000円 (業務手当25,000円含む)
【一般職】月給192,000円
採用実績
(30歳未満の社員)
2016年度 8名(うち女子5名)
2017年度 4名(うち女子2名)
2018年度 4名(うち女子3名)

企業サイト