様々な廃棄物を処理しやすいように細かく砕く破砕機や、再利用できる資源を分別するリサイクルプラントを設計・製造し、自治体や企業などに納めている。
「近畿メカノケミカル研究所」(2014年新設)
鉱山の岩を砕き、選別する機械の製造が同社の発端。その後、環境問題に多くの自治体や企業が取り組むようになったことから、リサイクル事業に重心を移し、砕く、剪(き)る、選ぶ―の三つの技術を生かし、修理やサービスにも力を入れています。破砕機に取り付ける刃を新品同様に補修する再生加工にも応じています。2014年には、「近畿メカノケミカル研究所」を新設。メカノケミカルとは、物質をナノ(10億分の1)メートル単位の細かさに粉砕することで表面の結合状態が変化する化学反応のこと。これを活用して、従来は難しかったレアメタルの回収などを研究します。
モーター破砕に最適なスーパーシュレッダー
経済発展が進む東南アジアでは廃棄物の量も急増しており、処理に必要な機器の市場が拡大しています。そこでこうした国々に営業拠点を設けて、販売を手掛ける方針です。社員教育も充実しています。新入社員には1年間の研修を行い、基礎能力を高めます。社外留学制度もあり、優秀な社員は神戸大学や東北大学に派遣します。若手を管理職に積極的に登用するほか、20~30歳代の社員が経営について語り合う「ジュニアボード」も設けています。
社是は「流汗悟道」。自らの努力と創造性で生きる道を拓く、という意味があります。「他人に頼るのではなく、やる気を持って自分で徹底的に考え抜き、行動する人が理想」と、和田直哉社長は話しています。
設立(創業) | 1953年 |
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資本金 | 6,500万円 |
売上高 | 44億8,400万円(2016年7月期) 46億2,700万円(2017年7月期) 50億円 (2018年7月期) |
従業員数 | 180名 |
平均年齢 | 38.0歳 |
住所 | 神戸市中央区栄町通4-2-18 |
電話番号 | 078-351-0770 |
2020年度採用予定 | 8名 |
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初任給 | 大卒・基本給/200,000円 諸手当3,500円 |
採用実績 (30歳未満の社員) |
2015年度 6名(うち女子1名) 2016年度 5名(うち女子0名) 2017年度 9名(うち女子3名) |
Webサイト | http://www.kinkikogyo.co.jp/recruit/ |
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