伊丹市/阪神エリア
私たちが日々口にする食品の中に含まれる加工でんぷんで圧倒的なシェアを誇る。よそにない製品を市場に送り出し続ける原動力は、失敗をおそれることなく挑戦できる社風にある。
100周年記念ロゴ
パン、レトルト食品、即席めんなどの原材料名表示を見ると「でんぷん」「加工でんぷん」が多いことに気付きます。もちもち、サクサク、つるっとした食感や、つや出し、保存性などの品質向上に欠かせません。1919年創業当時は、でんぷん卸としてスタートし、洗濯糊など工業用でんぷんメーカーに転じ、高度成長期の頃から食品用でんぷん製造にシフトしました。現在は、「加工でんぷん」とでんぷんから派生した「でんぷん分解物(糖化素材)」「機能性素材」がバランスよく売り上げを構成しています。
近年は健康志向の高まりを受け機能性素材が好調です。「難消化性デキストリン」は、食事と一緒に摂取すると糖や脂肪の吸収を抑え、食後の血糖値上昇を緩やかにする効果があり、「希少糖」は砂糖に比べカロリー、甘味が8割程度で、内臓脂肪蓄積を抑える効果が確認され、多くの食品にとり入れられています。また、医療向けでんぷん素材の生産を強化するため、2018年春に新工場が完成しました。
希少糖含有シロップ
新しいでんぷんの価値を次々に提案し続ける同社の原動力は「失敗をおそれない風土にある」と人事部部長代理の寺園裕之氏。例えば、難消化性デキストリンは昭和の終わりに開発されしばらく日の目を見ることはありませんでしたが、粘り強く研究を続けた結果15年ほど前から火が付いたといいます。社内には野球、フットサル、軽音楽などのサークルも多く、アットホームな風土が浸透。「協調性を重んじることのできる人材に仲間に加わってほしい」と寺園氏は求める人物像を語ります。
設立(創業) | 創業1919年 |
---|---|
資本金 | 1億円 |
売上高 | 568億円(2015年11月期) 553億円(2016年11月期) 563億円(2017年11月期) |
従業員数 | 450名 |
平均年齢 | 41歳 |
住所 | 伊丹市北伊丹5丁目3 |
電話番号 | 072-771-2001 |
2020年度採用予定 | 8名 |
---|---|
初任給 | 大卒・基本給/149,500円 諸手当40,500円 |
採用実績 (30歳未満の社員) |
2016年度 4名(うち女子0名) 2017年度 8名(うち女子1名) 2018年度12名(うち女子7名) |
Webサイト | http://www.matsutani.co.jp/ |
---|