神戸市/神戸エリア
神戸港をめぐる観光船「ファンタジー号」を運航する早駒運輸。“男社会”の色彩が強い船舶業界で数多くの女性社員が活躍し、企画、サービス面で新しい風を吹き込んでいる。
船長として安全航行の重責を担う久保柚葉さん
1885(明治18)年に沿岸荷役業で創業して以降、船を牽引(けんいん)する引船業などの港湾サービスなどを手がけ、神戸港の発展とともに歩んできました。さらに1996(平成8)年からは観光船神戸シーバス「ファンタジー号」の運航を開始。以来、乗船スタッフや企画広報室などで女性社員の採用を増やしています。
ファンタジー号の4人の船長のうち3人が女性です。久保柚葉さんは船乗りを目指して専門の短大を卒業後、入社しました。「女性への扉がまだまだ開かれていない業界にあって好きな道に進むことができ運がよかった」。操舵ではお客様が安心してクルーズを楽しめるよう、安全運航を心がけているという久保さん。「結婚、出産しても働き続け、女性船員としての道を切り開いていきたい」と話します。
ファンタジー号を支える女性社員。浜床美里さん(左)は企画運営を通じて船を盛り上げています
2019年春に、入社6年で新規プロジェクトチームの係長に昇任した浜床美里さんは「昇進には自分でも驚きましたが、任される分やりがいを感じています」。フラダンスやハワイ料理でもてなすハワイアンクルーズなどファンタジー号におけるパーティクルーズなどを企画しチームを引っ張っています。
神戸港一帯の公共施設の指定管理業務も受託している同社。渡辺真二社長は「女性ならではの発想を生かしながら神戸港にさらににぎわいを生み出していきたい」と先を見据えています。
創業・設立 | 1950年(創業1885年) |
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資本金 | 1億3,000万円 |
売上高 | 37億8,000万円(2017年8月期) 38億5,000万円(2018年8月期) 38億3,000万円(2019年8月期) |
従業員数 | 137名(20年1月現在) |
平均年齢 | 43.7歳(20年1月現在) |
住所 | 神戸市中央区波止場町5-4 |
電話番号 | 078-321-0151 |
2021年度採用予定 | 予定はあるが人数は未定 |
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初任給 | 大卒・基本給/182,670円(総合職:全国転勤あり)、143,530円(専門職:全国転勤なし)、諸手当(98,563円) |
採用実績 (30歳未満の社員) |
2017年度 3名(うち女子0名) 2018年度 6名(うち女子2名) 2019年度 5名(うち女子4名) |
Webサイト | https://www.hayakoma.com/ |
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