早駒運輸㈱
神戸市／神戸エリア
神戸港をめぐる旅客船「boh boh KOBE」を運航する早駒運輸。“男社会”の色彩が強い船舶業界で数多くの女性社員が活躍し、企画、サービス面で新しい風を吹き込んでいる。
船長として安全運航の長責を担う久保柚葉さん
女性船員として道を切り開く
1885（明治18）年に沿岸荷役業で創業して以降、船を牽引(けんいん)する引船業などの港湾サービスなどを手がけ、神戸港の発展とともに歩んできました。さらに1996（平成8）年からは観光船神戸シーバスとして運航を開始。2006（平成18）年に就航した「ファンタジー」は14年間の神戸港での役割を終え、新たな旅客船「boh boh KOBE」が2020年夏に就航しました。現在、乗船スタッフや陸上職員などで女性社員の採用を増やしています。
boh boh KOBE
の4人の船長のうち3人が女性です。久保柚葉さんは船乗りを目指して専門の短大を卒業後、入社しました。「女性への扉がまだまだ開かれていない業界にあって好きな道に進むことができ運がよかった」。操舵ではお客様が安心してクルーズを楽しめるよう、安全運航を心がけているという久保さん。「結婚、出産しても働き続け、女性船員としての道を切り開いていきたい」と話します。
機関室でエンジンの整備や点検を行う向山沙央里さん
機関長を目指して奮闘中
船乗りの父の影響で、小さい頃から船が大好きだった向山沙央里さん。船の機関部で、エンジン(主機関)、発電機、ボイラー、その他各種機器の管理、また神戸港の見どころ案内も行っています。「お客様が楽しんでくださると、とても嬉しい」と話し、今は機関長を目指して日々勉強しています。
神戸港ウォーターフロントエリア(メリケンパーク～ハーバーランド広場)において、公共施設の指定管理業務も受託している同社。渡辺真二社長は「女性ならではの発想を生かしながら神戸港にさらににぎわいを生み出していきたい」と先を見据えています。
・海運業界に興味がある
・船が好き
・ミナトを通じて神戸の活性化に貢献したい など
企業プロフィール
| 創業・設立 | 1950年(創業1885年) |
|---|---|
| 資本金 | 1億3,000万円 |
| 売上高 | 38億3,900万円（2019年8月期） |
| 従業員数 | 137名 |
| 平均年齢 | 43.7歳 |
| 住所 | 神戸市中央区波止場町5-4 |
| 電話番号 | 078-321-0151 |
採用データ（2020年12月現在）
| 2022年度採用予定 | 予定はあるが人数は未定 |
|---|---|
| 初任給 | 大卒･基本給／182,670円(総合職：全国転勤あり)、諸手当(98,563円) 143,530円(専門職：全国転勤なし) |
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採用実績 (30歳未満の社員) |
2018年度 6名(うち女子2名) 2019年度 5名(うち女子4名) 2020年度 2名(うち女子2名) |
企業サイト
| Webサイト | https://www.hayakoma.com/ |
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