オリバーソース㈱
神戸市／神戸エリア
とんかつソースの元祖として全国へ
とんかつソースの生みの親でもあるオリバーソース。幾多の苦難を乗り越えながら、どろソース、クライマックスソースシリーズなどの新商品を送り出し、2023年には創業100周年を迎える。
道満龍彦企画室室長（左）に話を聞く神戸大4年生の橋本紘弥さん
会社の歴史を教えてください。
「ウスターソースの製造販売業から事業をスタートし、戦後、とろみをつけて発売したとんかつソースがお好み焼きにも広く使われるようになりました。1993年には製造工程で底にたまった沈殿物を加工して『どろソース』として発売したところそばめしブームに乗り、ヒットします。阪神・淡路大震災では本社工場が全焼し、事業継続を断念しかけましたが、周囲に助けられ再開を決断。唯一残ったタンクのソースの限定販売をきっかけに『クライマックスソース』シリーズを発売し、復興を遂げていきました」
オリバーならではの強みは。
「大手ソースメーカー以外は業務用に頼っているところが多いのですが、当社は業務用と家庭用の比率が半々のためコロナの影響も最小限で済みました。商品面では原材料で使う野菜・果実にこだわっており、これがフルーティーなうま味を生んでいます。このほど、地元である神戸産の野菜・果実を使用した『神戸クラフトソース』を商品化しました。情報発信を若い世代にお願いしたところ。SNSで見た人がたくさんECサイトで購入してくれ、完売しました」
これからの目標を聞かせてください。
「どろソースを全国区にすることが短期的な目標です。そして、長期的にはとんかつソースの元祖としてこれをしっかりブランディングしていきたいですね。そこにも若い人の感性を生かしていきたいと考えています」
食卓ではおなじみの"どろソース"だけでなく、神戸産地産地消のクラフトソース製造など、SDGsなどへの新たな取り組みをしている企業。歴史と伝統を重んじながらも、ソースメーカーとして新しいことに挑戦し続ける社風に心がひかれました。
(神戸大学 橋本 紘弥さん)
企業プロフィール
| 創業・設立 | 1923年 |
|---|---|
| 資本金 | 9,960万円 |
| 売上高 | 22億4,700万円（2020年9月期） |
| 従業員数 | 53名 |
| 平均年齢 | 42.0歳 |
| 住所 | 神戸市中央区港島南町3-2-2 |
| 電話番号 | 078-306-6300 |
採用データ（2021年12月現在）
| 2023年度採用予定 | 採用の有無も含め未定 |
|---|---|
| 初任給 | 大卒･基本給／155,000円 諸手当 （35,000円） |
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採用実績 (30歳未満の社員) |
2018年度 0名 2019年度 3名(うち女性1名) 2020年度 1名(うち女性0名) |
企業サイト
| Webサイト | https://www.oliversauce.com |
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