大和出版印刷㈱
神戸市／神戸エリア
紙媒体での情報発信を追究
印刷のほか、文具ブランド「神戸派計画」の商品開発、Webシステム事業を手掛ける。紙離れが言われる中、文字文化を育む業種として情報発信をサポートしている。
武部健也社長（右）に話を聞く深山望彩さん（左）と津田大輝さん
印刷業界の現状は。
「活字離れやペーパーレスで、斜陽産業の代表格とされます。この20年で市場規模は６割程度に縮小しましたが、事業者数も減り、多くは売り上げ規模を維持できています。印刷は、やせ細ってもゼロにはなりません。地域の情報発信を支え続けるためにも、他の事業を伸ばします」
神戸派計画に力を入れる狙いは。
「文具の世界では、万年筆やガラスペンが注目されています。インクを入れ替える手間などが、書く行為にこだわる人にはいとおしく感じられるようで、多彩な〝インク沼〟にはまる人も増えています」 「書くこと、思いを伝えることが楽しくなる文具があれば、人の暮らしを豊かにできるのではないか。私たちの商品がその一助になればと。性別に関係なく手にしやすく、どこか神戸らしさを感じさせる商品を心掛けています」
持続可能な開発目標（SDGs）の実現に向けた取り組みは。
「印刷業界は紙を大量に使うため、環境に良くないと思われがちですが、再生紙の利用促進、空調効率などを高める排気設備の整備、電力使用量の削減などに努めています」
働く上で大切にしていることは。
「人の役に立つこと、正しいこと。捨てられない印刷物を作りたいと考えています。メディアは時代とともに変化しますが、紙媒体は何年たっても残ります。紙の特性をどう生かせるか突き詰めます」
（まとめ・赤松沙和）
・コミュニケーション能力に自信のある方
・自らの能力を高めたいという意欲のある方
「印刷もできる印刷会社」という理念のもとペーパーメディアをはじめ、Webシステム構築や文房具開発に着手する同社。印刷だけを目的とせず、お客様の情報発信のお手伝いをするという本質を大切に様々な事業を展開するチャレンジ精神に胸が熱くなりました。
(甲南大学 津田 大輝さん)
企業プロフィール
| 創業・設立 | 1948年 |
|---|---|
| 資本金 | 3,000万円 |
| 売上高 | 5億6,000万円（2021年8月期） |
| 従業員数 | 36名 |
| 平均年齢 | 40.8歳 |
| 住所 | 神戸市東灘区向洋町東2-7-2 |
| 電話番号 | 078-857-2355 |
採用データ（2021年12月現在）
| 2023年度採用予定 | 予定はあるが人数は未定 |
|---|---|
| 初任給 | 大卒･基本給／220,000円 |
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採用実績 (30歳未満の社員) |
2018年度 1名(うち女性1名) 2019年度 1名(うち女性0名) 2020年度 0名 |
企業サイト
| Webサイト | https://www.d-wa.co.jp/ |
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