㈱新井組

内容において日本一の会社を目指す

社員数350人規模の中堅ゼネコン（総合建設業）として、建築、土木の仕事を全国で手がけている新井組。社員、協力会社の横のつながりを大切にし「内容で日本一」の会社を目指しています。

建設業としてどのような事業を展開しているのでしょうか。

「78年の歴史を持ち、ピーク時には2千人の社員で売上高2千億円を記録しましたが、建設不況のあおりで2008年に民事再生手続きの申し立てを行いました。そこから事業を立て直し、現在は兵庫、東京、名古屋の3拠点で建築、土木工事をバランスよく手がけています。ここ数年は毎年20数名の新卒社員を採用しており、社員350人弱で250億円を売り上げています」

SDGsの取組みに力を入れているそうですが。

「『新井組2030ビジョン』では、2030年の持続可能な社会の実現に向けて、社会の問題に事業を通じて解決することで貢献し、持続的成長の実現を目指しています。SDGsの取組みの一環として、環境を保全しながらCO2排出削減につながる発電の手法として、ため池を活用した太陽光発電所の運営にも取り組んでいます」

どのような会社を目指していますか。

「当社は自由闊達(かったつ)な社風で、私自身社長室の扉も開けっ放しにし、社員とのコミュニケーションを大切にしています。屋上には、バスケットボールやプロジェクターを投影しスポーツ観戦も楽しめる施設も整備しました。社員だけでなく一緒に仕事をする協力業者の方たちとのつながりも大切にし、『新井組で働くことができて良かった』『新井組と仕事ができて良かった』と言っていただけるような、『内容において日本一』の会社になることが目標です」
(まとめ・山口裕史)

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