石光商事㈱

コーヒー核に課題解決

コーヒー飲料や業務用食材の輸出入などを手がける食品商社。コーヒーから、業務用食材へ幅を広げ、社会課題の解決にも取り組んでいる。

事業内容は。

「コーヒーの生豆や紅茶の茶葉を産地から輸入したり、飲食店や量販店向け業務用食材の輸入販売や日本食の輸出を行ったりしています。営業担当者が品質管理をしながら、販売にまで関わることで、迅速に現地の情報を顧客に伝えることができます」

課題は。

「数年後にお客さまとなる若い世代は、コーヒーチェーンが扱う甘いお菓子のようなコーヒーしか知らない。ひきたてのコーヒーの香りと味をぜひ知ってほしいと思います。一般消費者向けの商品が少なく、知名度が低いのも悩みです」

社会課題の解決にも積極的に取り組んでいる。

「子ども食堂に食材を提供したり、産地のブラジルで現地の業者と一緒に障害者を雇用したりしています。コーヒーを核にした社会問題の解決を進めることで、食品業界以外からも、社会課題を解決する際に声がかかるような存在になりたいですね」
「コーヒーを抽出する際に、大量に出るかすを固形燃料にしました。これまで産業廃棄物として燃やしていたものを再利用するため、二酸化炭素の排出が実質ゼロになる。2021年末にはこの燃料で焙煎（ばいせん）した商品を発売しています」

求める人材は。

「子どもが小学校を卒業するまで育児時短を取得できる制度など、長く働ける環境を整えています。ただ、条件面を重視するのではなく、企業の姿勢に共感してくれる人に来てほしい」
（まとめ・塩津あかね）

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採用データ（2022年12月現在）

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