淡路麺業㈱

淡路麺業は、2007年以降、それまでのうどん製造から生パスタ製造へと業態を切り替えました。全国3,000軒の飲食店に生パスタを販売し、家庭用市場にも切り込もうとしています。

五つ星ホテルや有名レストランでも使用される生パスタ

うどん専業メーカーとして100年近く歴史を刻んできた同社が、うどん事業の厳しい先行きを見越し、生パスタ事業に大きくかじを切ったのは2007年のこと。うどんに代わる事業を模索する中でたどりついたのが生パスタでした。「うどんやそば、ラーメンは生麺が主流なのになぜパスタは乾麺が主流なのか？という疑問を抱き100年以上の麺づくりのノウハウを活かせば本当においしい生パスタを提供できるのではと考えた」と5代目社の出雲文人さんは振り返ります。
試作を500回以上繰り返して完成した生パスタは、小麦本来の風味が豊かでしっかりとしたコシと弾力が特徴。
また、生パスタを販売するだけでなくラボと呼ばれる社内のキッチンスタジオで調理講習会を実施したりそれぞれの生パスタに合ったレシピを提供したりと繁盛サポートも充実しています。そうした取り組みが評価され今や販売先は全国に3,000軒にのぼり、大手ファミリーレストランや星付きホテルなどでも使用されています。

生パスタをご家庭でも手軽においしく

近年はプロ向けの生パスタにとどまらず、ご家庭でも調理しやすい一般消費者向けのパスタやソースなどの開発にも注力しています。「日本のパスタ市場はまだ未成熟なので生パスタの可能性はこれから」と出雲さん。「淡路島から日本のパスタ文化に革命を起こす」と意気込んでいます。

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