極東産機㈱

コンピュータ式畳製造システムや自動壁紙糊付機で培った技術を生かし、各種自動化・省力化機器へと事業を展開。近年ではリチウムイオン電池製造工程の一部の生産設備も受注・開発するなどユーザーニーズをくみ取り、オリジナル製品を創出し続けています。

特許出願数は700超

1948年に畳製造機器メーカーとして創業。現在は畳事業のほか、全国シェア9割以上を占める自動壁紙糊付機を柱とするインテリア事業、特殊機能畳商品などのコンシューマ事業、大手牛丼チェーンでも採用されている味噌汁ディスペンサーなどの食品機器事業、リチウムイオン電池製造工程の一部の生産設備などの産業機器事業まで幅広く展開しています。「常にユーザーのニーズに合わせ製品開発を続けてきた」と取締役総合企画室長の頃安憲司さん。700を超える特許出願数（2021年6月末時点）がそれを物語っています。
18年9月には東証JASDAQスタンダード市場（現:スタンダード市場）に上場。上場で得た資金の一部は神岡工場の製造能力増強、生産効率化に投資し、22年末には拡張工事が完成する予定です。

自分で考える習慣を徹底

入社6年目の田中彩加さんは採用業務などのほか月刊社内報の編集を担当しています。「入社時から、自分だったらどうするかを考えるように上司から教わってきた」と言います。社内報では自ら提案して若手社員をインタビューするコーナーも設けており「やりがいを感じる」と話します。
自ら考える習慣は新事業開発にも生かされています。各部門の社員によって結成されたプロジェクトチームから生まれたアイデアが21年4月に事業化されました。葬祭用特殊畳を製造している縁から遠隔で葬儀に参列でき、花やメッセージも贈れるオンライン葬儀システムで、ものづくり以外のサービス業にも新たな一歩を踏み出したところです。

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採用データ（2022年12月現在）

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