桑村繊維㈱

桑村繊維は、北播磨地域に集積する播州織業界の中で早くからオリジナルの織物を企画提案しており、近年は国内だけでなく海外市場の開拓にも注力しています。

各部門で企画し、独自商品を提案

江戸時代から当地に根付く播州織の特徴は、糸を織り上げる前に染める先染めの製法によって織物が作られることで、織物に豊かな色合いと風合いを与え、色落ちしにくいなどの利点を持っています。その播州織のリーディングカンパニーとして業界を牽引(けんいん)し続けているのが桑村繊維です。
同社の事業部門は素材や顧客ごとに10に分かれ、各部門に企画担当者、デザイナーを配置し、レディースやメンズのファッション衣料向けを主体に独自に開発した生地を顧客に提案しています。「入社3年目ほどで企画やデザインを任せており、各部門で競い合いながら開発できる環境がやりがいにつながっているようです」と総務部長の飛田幸伯さん。

女性活躍の場、さらに

国内の消費が頭打ちになっていることから近年注力しているのが輸出です。ニューヨーク、パリ、上海などの展示会に積極的に出展を続けており、「メイドインジャパンに対する品質への評価が高い」ことから現在は売り上げに占める輸出比率は25%にまで高まっています。
最近では各部門でインスタグラムを活用した商品の情報発信も始めており、新たな顧客開拓にもつながっているとのこと。「もっと女性社員に営業にも出てもらい生の声を商品開発に生かしてもらうなど、女性活躍の場も広げていきたい」と話し、時代に合わせた方法で活路を開こうとしています。

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採用データ（2022年12月現在）

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