オーリス㈱

クローゼットや手洗い・洗面カウンターをはじめとする住宅設備メーカー。2020年以降を「オーリス3.0」のステージと位置づけ、人に投資をしながら新たな事業機会を開拓していこうとしています。

「人の幸せ」をテーマに提案

開閉時の指詰めを防止する折れ戸、簡単に部屋の模様替えができる可動間仕切収納など多くの独自製品を開発してきました。大手ハウスメーカー向けOEM（他社ブランド製品の製造）が主力事業ですが「厳しい要求に応える技術、設備を持ちながら、こちらからも提案することで、大手得意先様との関係を築いてきた」と社長の彦坂充宏さん。テーマは「人の幸せ」。例えば、家事動線を考え洗面脱衣室に収納場所を設けることで無駄な時間（歩数）を減らすことができる新たな暮らし方の提案も行っています。
環境への取り組みにも熱心で、他社では使った後に残った端材を再利用するところ、そもそも端材を出さないよう材料の使い方を設計するところから取り組むなど徹底した思考は他社の追随を許しません。

一人ひとりの社員の成長を応援

20代半ばで課長に、30代で執行役員に昇進する社員も多く、若い時から責任と仕事が任されることも同社の特長です。コロナ禍を受け、デジタルツールを活用した社内コミュニケーションを導入し若手社員の意見を反映させやすい仕組みもつくっています。
2020年には人、組織に重点的に投資し、新規事業の育成に注力していくことを宣言。「働き始めてからもっと学生時代に勉強しておけばと思うものですが、当社は資格取得や勉強したいことがあれば応援もする。会社に入ってからの方がより勉強したい方向性が見え、追求できる。どんどんと成長してほしい」と話しています。

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