音羽電機工業㈱

強大な電気エネルギーを放つ雷から電子インフラを守る避雷器を製造・販売する雷対策の専門メーカー。時代の変化をにらみながら、ニーズに沿った製品の開発も見据えています。

雷から社会を守る専門メーカー

雷の発生数は気候変動に伴って年々増加傾向にあります。落雷後、雷の異常な電気は電源線や通信線などを伝わり、建物内にある電子機器類に影響を及ぼし、設備や装置などに誤作動や異常をきたす原因となります。同社はこうした雷から社会を守るための避雷器のメーカーとして国内トップクラスのシェアを誇ります。
「以前は主にインフラ設備向けが主なお客様でしたが、近年ではさまざまな設備が電子化され、雷によるリスクが大きい工場やデータセンターなど、産業民生分野でのニーズが大きくなってきている。電子化された設備では落雷リスクが増大しているとも言えます」と吉田厚専務取締役。アフリカやアジアをはじめ海外市場も積極的に開拓し始めています。

若い力に委ねブランド力を向上

同社では近年、若い社員の活躍も目立っています。「経営層から若い社員まで皆が気さくで、風通しの良い会社です」。会社のホームページやX(旧ツイッター)を活用した会社の情報発信についても若い社員を主体としたプロジェクトチームに委ね、「自由な発想で雷の専門メーカーである当社のブランド力の向上に貢献してくれています」と話します。「IoT化、リモートワークの増大などコロナ禍に伴い変化が進む中で社会を雷からどう守れるか柔軟に提案していかなければなりません。これからも若い人たちの発想を楽しみにしています」と期待を込めて語ります。

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