㈱御座候

赤あん・白あんの入った回転焼「御座候(ござそうろう)」を全国79店舗で実演販売する。創業から74年。温かみのある手仕事の大切さを受け継ぎ、今日も愚直に伝え続けている。

本物の味をぶれることなく、手渡しで提供する

「本物の味をぶれることなく、手渡しで提供する」。創業来変わらず御座候作りに込められてきた思いです。商品の命ともいえるアンコは、北海道十勝産の小豆を厳しい基準で選別し、年度ごとに異なる小豆の特性などに目配りしながら、その高い品質を生かす釜・炊き方で風味豊かなアンコを作ります。各店では経験を積んだ職人が丁寧に焼き上げ、焼き立てを販売員が包装紙に手際よく包んで手渡しします。
手仕事の豊かさと温かみを伝えようと、2022年4月には姫路の書写山の麓(ふもと)に初のカフェ業態となる手仕事喫茶「御座候　書写山麓店」をオープン。小豆・手亡豆(てぼうまめ)の風味を活かしたケーキや、赤あん・白あんに合う珈琲や煎茶を手仕事の職人が作ったカップや皿で提供し、手仕事の温かさとともに伝えています。

女性の職人も誕生し、現在は20人に

360人いる社員のうち約200人が職人として働いている同社。本社にはお客様満足向上のための技能を磨き、学び合う場として「実演技能研究所」があり、お互い学び、気付きを得る場所になっています。また年に1回、全国で予選を勝ち抜いた職人がその技を競う「焼成技能コンテスト」が開かれ、No.1を決定しています。3年前には女性の職人も誕生し、現在では20人にまで増えているとのこと。採用・初期訓練を担当する同社の山之内良洋さんは「全国各地で愛されているなじみのお菓子。一見単純だが奥深い手仕事の温かみを未来の世代につなぎ、100年企業を目指したい」と話しています。

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採用データ（2023年10月現在）

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