㈱由利

豊岡市の地場産業である豊岡鞄(かばん)のメーカーの中では後発参入ながら、いち早く海外に進出し、自社ブランドも展開するなど先駆的なチャレンジを続け、現在はSDGsの取り組みにも注力しています。

OEMだけでなく4つの自社ブランドを展開

創業者が金物販売業から鞄メーカーに転身したのは1964年のこと。以降、大手鞄メーカーやアパレルメーカーからの受託製造（OEM）を手掛けてきました。93年には業界他社に先駆けて中国で生産を始め、同業他社が海外進出に転じた2000年代初頭には国産品質を重視し、国内に工場を新設するなど常に先を見据え、新たな取組にチャレンジしてきました。
そして、機能美を追求した自社ブランド「アートフィアー」「アトリエNUU」を皮切りに2009年以降4つの自社ブランドを展開。一方でOEMでは、国内外のハイブランドからの受託製造を増やしています。今後は自社ブランドの海外展開にも本腰を入れていこうとしています。

廃棄漁網をリサイクルしたスクールリュックを商品化

数年前に「鞄創造により人生を豊かにする」というミッションを掲げ、共に働く人、得意先、仕入先など関わる人すべてをリスペクトする「仲間を大切に」というバリューを掲げました。
商品開発面の取り組みとしては海洋汚染の原因となる廃棄漁網をナイロンチップにして再生した生地を使って小学生用のスクールリュックとして商品化。そこには「子どもたちに海の環境を守る大切さを伝えたい」との思いが込められています。また、どのような技術や知識を身に付ければ評価につながるかを明確にした人事制度を2020年から導入。すべての社員が向上心を持って働ける風土づくりを目指しています。
2021年には働きやすく、働きがいのある職場としてあんしんカンパニー*の表彰を受けています。

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採用データ（2022年12月現在）

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